はっかすい

お友達の畝さんに以前、「ハヤミさんのセンスにお任せで簪作ってもらいたい」と言っていただいたことがあって、一つはとうらぶの畝さんが好きな来派イメージで、もう一つは完っ全に私のセンスにお任せで、というオーダーを頂いていました。
来派だと「明石は赤と黒かな〜、ほたちゃんはシルバーと緑系、愛染くんは赤と金茶かなぁ」というイメージはあったのですがこれを一つにまとめるとなるとなかなかなかなか……。いろいろとパーツを作ってみたり色合いを調整して見たり考えたのですがどうもピンとこなかったので、こちらは一旦保留にして、オリジナルで作っていいよ、と言ってもらった方の作業をしておりました。

最初は雫型の天然石やビーズをシャラシャラつけて揺れるたびにいろんな光が揺れるものがいいかな〜とか思ったのですが、今日、突然「人魚です。リボンを鱗のように重ねていくつもつくり、マーメイドラインを目指した人魚のような簪を作るのです」とまるで天啓のようなアイデアが閃いて、リボンを組み、絶対使いたかった水晶のパーツを組み込み、人魚なら爽やかできれいな海を連想する色がいいよね〜と、水色系のリボンや天然石を使ってくみ上げてみたのですか、これどう見ても人魚じゃなくて蝶々だわ。ひらひらと、リボンが翅のように揺れてくれたらよいなぁ、という感じです。
簪の先端に付けた天然石たちの集合はちょっと位置的に配置に苦労したのですが、全体のバランスをきれいに見せてくれるものになったと思うので大満足です。
使用ストーンは、水晶・ムーンストーン・アクアマリン・アマゾナイト・シンセテイックオパール、とスワロやチェコビーズです。
リボンも長めにループを作ってあるので、装着中に風で揺れたらかわいいんじゃないかなぁなんて思っています。

最近は、イメージアクセサリーもそうですが、オリジナルで作りたいなぁと思うアクセサリーがシャラシャラと揺れて、優美に華やかに、そして装着者さんの心を楽しませる、楽しい場所に出かけるときに連れて行ってもらえる子を作ってみたいなぁ、なんていう気持ちが高まっている気がします。
もちろん、そっと静けさを感じる控えめで「貴方のおそばにおりますよ」という感じの子も大好きなので、そのあたりのバランスをしっかり見極めながら、いろんなものを作っていきたいなぁと思っています。